DVやモラハラ被害者は、加害者に対して「ありゃ治らん!!」と断言しちゃう人もいるでしょう。
わかるわかる、わかります。
話の通じる相手じゃないもんね。。
むしろ自分が悪いのではないかと、加害者の問題を自分の問題として受けとめてしまう被害者さん・・・
カムバーーーーーーーク!!!!!
暴力や暴言は行使している加害者の問題であって、あなたの問題ではありません。
被害者の問題はDVやモラハラを受け続けている状況で、どうやったら被害を受けずにすむのかを考えるのが大切です。
つまり、
DVやモラハラをやめさせようとするのは超困難です。
あなたの問題じゃないから。。。
DVやモラハラは認知の歪み!治せるのは本人のみ
いきなり結論ですが、DVやモラハラはどうやら治るみたいです。
加害者さんはオッタマゲル認知の歪みをもっているだけでなので、歪みに自分で気づければDVやモラハラを治せます。
でも・・・
治すための適切な支援を受けられる専門機関が、現在の日本にはほぼ存在しないのが現状です。
あら困った。
「ヤッバー・・自分DV(モラハラ)しとるかも」
と、加害者さんが感づいても相談先を見つけるのが一苦労・・いや、大苦労・・いや、むしろない?
DV支援先に相談しても、「加害者」と伝えるだけで、門前払いされるケースもあるようです。
治したくても助けてくれる場所がないのに、世間から「あいつらは一生治らん!」とレッテルを貼られ、もがき苦しんでいる加害者さんもいます。
そして、そんな加害者の多くは、親から虐待などを受けている方が多いようで、いわゆる虐待の連鎖が起きている状況です。
DVの加害者と被害者の集うグループワークやセミナーにポテポテ参加中の私。
幼少期から培って出来上がった認知は、日本人の大好きな我慢と根性で治らんし~。
社会の価値観による弊害がDVやモラハラを助長
現在の日本社会は、失敗から這い上がろうとする者への許容性が、異常に低くなっているように感じませんか?
ネットやテレビに流れるニュースは、誰かの不祥事を報じる内容が多く、いずれも当事者を面白おかしく揶揄したりバッシングしたりする内容ばかりです。
芸能人が浮気してなぜ世間様に詫びねばならんw??
芸人の雨上がり決死隊の宮迫さんが、反社とのかかわりで人生の窮地に立たされていますが、そもそも、犯罪を犯したわけでもないのに不思議なことが起きてます。
我が国の首相安倍さんだって、反社とのんきに会合してますよw
国民は怒らんのwww?
おや・・・話がずれてきた、、いかんいかん。
加害者更正プログラムは巷にあったりしますが、そのほとんどはフェミニズムを軸としたプログラムになるので本質的な治療になりません。
フェミニズムによる支援だと、基本的に男女を対立させる社会構造がベースになるので、歪んだ認知を偏った認知で治療を受けるハメに。
多くのプログラムは、男性が女性の気持ちを理解するための内容で、DVやモラハラへの懺悔を延々と継続させられるようです。
悪いことしたんやでしっかり反省せい!
と戒められるのが、日本の加害者支援になります。
ここまで読んで「ん?」と感じた方いますか?
妙な気持ち悪さを感じた人は、きっと多様な価値観をおもちです。
特に何にも感じかなかった人は、新しい価値観に本日出会えるチャンス!!
DVやモラハラに潜む固定観念は被害者・加害者を増加させる
気持ち悪さ解消&新価値観ゲットの2ポイントをあげてみます(※母ペディア)。
その1:DVやモラハラの加害者は男性であるとは限らない
上記では一部、加害者が男性である記述をシレっとしています。
一般的にDV加害者は男性である認識が高く、被害者は女性だと思い込みがちです。
この価値観により多くの日本人はバイアスがかかっているので、最悪、女性は嘘をついても信じてもらえます。
一方、男性は被害者であっても相談しにくく、加害者なら、なおのこと相談できない負のスパイラルに陥ります。
まずは、加害者と被害者を男女で区別せず、加害者も被害者である意識をもつと、DVやモラハラ治療が円滑になるでしょう。
その2:反省だけでは認知の歪みは治らない
悪事を働いたあとの反省は大切ですが、ただ、反省するだけならサルでもできます(※笑えた人は同世代w)。
しでかした悪事を本人に認識させるだけでは、加害者は今後の人生の歩み方が分からず、認知の歪みを本質的な部分で治せません。
DVやモラハラをするにいたるまでには、これまでの人生における生育環境が大きく影響しています。
過去の出来事を無視して悪事のみにフォーカスする更正プログラムでは、加害者は救われず、ひいては被害者を増加させるだけです。
点を線にして人生を一から紡ぎ直せる支援や治療に加害者が出会えれば、DVやモラハラの根本的な原因に、本人が気づきをもてるので前に進めます。
日本社会はフェミニズムにしれっと感染されているので、弱い(?)男性は居心地が悪いかもしれません。
私たちは女性らしさや男性らしさなど、ジェンダーによるあらゆる思い込みを知らぬうちに抱いています。
男女問わず、生き方に弊害をもたらす社会に気づかず、多くの日本人は生活を営んでいるのが現状です。
そして、あらゆるトラブルの当事者となったとき、その社会のバランスの悪さを初めて知り絶望します。
DVやモラハラ支援に欠かせない当事者意識
日本のDV支援は本質的な部分に作用していません。
加害者にはまともな支援先がなく、ただただ反省を促されるばかりです。
被害者は囲われて可哀そう可哀そうと慰められ、被害者から脱出する術を教えてもらえません。
結果として、加害者だけでなく被害者も救済されない仕組みになっています。
救済されたように感じても、その後の人生をしっかり歩んでいけるかは非常に微妙です。
加害者がなぜ被害を与える行為をするのか、人生を振り返り、過去の人生を新たに歩みなおしてくれる伴奏者がいればDVは治りそうです。
なにものにもとらわれず、フラットに一個人として向き合ってくれるセラピストはどこだ!!
被害者でも加害者でも、当事者はよきセラピストになれる条件をもっています。
苦しみや辛さを実際に味わっているからです。
過去は変えられませんが、過去の感じ方は変えられます。
私は、タロウとジロウと暮らせなくなって、過去のターニングポイントを悔やむときもありました。
でも、全ての出来事には必然性があり、しかも選んだのは自分。
過去の出来事は、自身の人間性を深めてくれています。
あと5年もすれば笑い話です。
・・・だと嬉しいwww
タロウ~ジロウ~
社会にはあらゆる抑圧があります。
気が付いたらペッチャンコになるかもしれんから、今から気をつけとこう!
ジェンダーやヒエラルキーとか、つまらん価値観に惑わされたらあかんで。
誰に対しても一人の「人間」として接すれば、優しい世界がタロウとジロウを包んでくれます。
いっぱいお友達を作って、いっぱい信頼をためてください。
その信頼がタロウとジロウの人生をきっと支えてくれるから。
お母ちゃんダメな人間やったけど、気にかけてくれるお友達に包まれたミラクル人生を歩んだみたい。
誰かがどこかで気にかけてくれるだけで、生きる力になるときがあるって覚えておいてね。
きっと大丈夫。
あなたも頑張って。