人は一人で生きていくのは無理だと思う。
人生においてニッチもサッチもいかなくなっとき、まだ動ける状態であれば、誰かに助けを求めればいい。
「生きるのがしんどい」と口にする親御さんやお子さんと、お話しする機会をたまにもつ私。
そのしんどい人々とは、「親は我が子」「子どもは実母や実父」との関係を、搾取された環境で生きる親子のどちらかです。
言い換えると・・・
本来、「愛すべき人」「愛されるべき人」と愛を共有できなくなった人たちです。
どんな親子であろうと、子どもも親も互いに愛されたいし、愛してあげたい気持ちを、根っこの部分でたぶんもっています。
この愛し愛される関係を阻害されると、生きるのがしんどくなるのかもしれません。
大切な人に生きていてほしい人と、生きるのがしんどい人へ、独り言を失礼します。
生き別れた親子は人生から逃げ出したくなる
離婚によって片親と生き別れになる子どもは、年間約15万人ずつ日本にて発生。未婚などを含めるともっと多いはずです。
父親(母親)に会えない友人や知人があなたの隣にいませんか?
我が子に会えない友人や知人があなたの隣にいませんか?
親に会えない子どもは親への葛藤を抱き続けます。
我が子に会えない親はふと絶望するときがあります。
たとえば・・・
私の息子のタロウとジロウは、父親によって母親に自由に会わせてもらえません。
大好きな父に不信感を抱き、会えない母に捨てられるのではないかと、小さな心に恐怖を抱いています。
幸い(?)にも、私とタロウとジロウは時間共有を多少できるので、互いの愛や問題を意識的に確認し、心理的なトラブルを最小限に抑えられているのでマシです。
それでも、ふとした時に私は絶望に押しつぶされて、「生きるのがしんどいな=死にたいな」と感じる瞬間があります。
・・・3秒ぐらいね・笑。
あなたの友人や知人は大丈夫?
そして、 あなたは大丈夫?
逃げて環境を変えよう!人は想像以上に優しい
私とタロウとジロウのように、意思疎通している親子でもこんな調子なので、生き別れ状態の親子の葛藤は計り知れません。
「もうあかん」と負の感情に押しつぶされそうになったら・・
誰にでもいいから助けを求めてほしい。
今いる環境からとにかく逃げてほしい。
逃げれば絶対うまくいくわけじゃないけど、意外と人は優しいです。困っていたら手を差し伸べてくれる人はたくさんいます。
そして、少し元気がある時に、環境を変えるよう努めてほしい。
親子の愛とは別の形で愛を受け取れるかもしれないからです。
いろんな方法で傷ついた心を少しずつ癒せばいい。
少なくとも、私は意識的に環境を変えるので、ご縁をいただき、大切な人が徐々に増えています。
大切な人がいれば、小さくても生きる意味をみいだせるかもしれません。
困難な社会情勢が続いているけれど・・・
できれば生きて。
死ぬほうが楽な気持ちはなんとなくわかる。
でも・・死んじゃうと、間違いなく子どもにも親にももう会われへん。
夫婦と親子の問題を混同すると人を追い詰める
離婚において、夫婦と親子の問題は切り離して考えないと、子どもはもちろん親も不幸になるかもしれません。
子どもは一人の人間です。
親の所有物ではない。
自身の葛藤による我が子と父親(母親)の引き離しは、「我が子や我が子の親」を死に追いやる可能性を秘めています。
愛するモノを奪われると・・
元気そうに見えても平気なわけがない。
生きるより死ぬほうが楽に感じるときはある。
そんなとき、たまたま死ねる条件が整っていたら人は簡単に死ねる。
今日、離れて暮らす妹からLINEがきました。日常的に連絡を取っている妹です。
「元気?」って聞かれたから、
「生きてる!」って回答すると、
「よかった😭」って返ってきた。
妹、泣いとるがな(笑)
こんな何気ない連絡が命をつないだりする。
お互いの心を通わせたりする。
気になる友人がいたら、今すぐ「元気?」って連絡しよう。
タロウとジロウへ
なかなか事態が好転せず、今の環境に3人とも慣れてきたね。
そんな中、お母ちゃんの寂しさをキャッチしたのか・・
「ジロウも(お母ちゃんに会えなくて)毎日寂しがっとる!!」
とジロウのいないときに、お母ちゃんに強い口調で知らせるタロウさん。
励ましてくれてありがとう。
お母ちゃんはタロウとジロウに必要とされていないのかも、とたまに悩むみたいやわ(笑)。
ほとんどの子どもは、今いる場所から逃げ出せることを知らない。
家庭も学校も小さな小さな小さすぎる世界です。
大人になっても世界の広さに目を向けず、逃げ出さずに苦しみ、死んでしまう人すらいる。
逃げることは環境を変えることです。
恥でもなければ負けでもない。
環境が変われば、出逢いが生まれて、人生も変わる。
だから、お母ちゃんは逃げ方を教えてるんや。
子どもだって自分の生き方を自分で選べる。
お父ちゃん怖いなら逃げてこい!
あ、お母ちゃん助けに行ったら警察に捕まるので悪しからず。
この現実を未来に残さないようにがんばるから。
自転車3分!逃げてこい!!
そして大好きなお父ちゃんに想いを伝えよう!
過ごす時間は短いけれど、濃く太くなる親子の絆に幸せをみいだそね。
どんなときもタロウとジロウを想っています。
きっと大丈夫。
あなたも頑張って。