離婚調停中の面会交流トラブルについて、我が家の一例を紹介します。2019年時点の情報です。
私の裁判所の利用履歴は次のとおりで、調停は裁判所に慣れた?あとになります。
- 連れ去り3点セット審判
- 大阪高裁へ即時抗告
- 離婚調停←のちに裁判へ

とにかく、親以上に子どもはがんばってる!
離婚調停中の面会交流はどうなる?

離婚調停中でも面会交流はできますが、有無や内容はほとんどのケースで子どもと同居する親しだいです(2019年時点)。 我が家の調停では基本的に、子どもの意見どころか意志もフル無視で、なぜか同居親を軸にして話が進みました。
審判にひきつづき、離婚調停で面会交流の話をする私の言葉は、外国語みたいになり果てます。私が主語を子どもにするだけで、調停している室内では、みなさま総出で「!?!?!?」となられる始末。
いやいや、私が「!?」やねん!!
裁判所で協議してるのに会えない
離婚調停していても、面会交流できないケースがあります。繰り返しますが、面会交流は子どもと同居する親の気持ちしだいです。子どもの気持ちしだいではありません。
裁判所では離婚と面会交流は異なる案件になります。離婚調停中に親子で会えないからと、面会交流調停を別に申し立てる親もいます。
「親子で会いたい=面会交流調停」があたりまえ、と裁判所も弁護士も考えているらしいので、「子どもと会えないって、あんた面会交流調停を申し立てた??」みたいな論調もあります。

親子が会うことを、なんで裁判所に申し立てせなあかんねん!?親子やぞ??外出先で子どもは、親以外の他人となんぼでも会ってるわ!!
夫婦と親子の話をごちゃまぜにするから「子の連れ去り」問題が起きます。しかし、離婚調停では、夫婦と親子の問題を切り離そうとします。一見、ダブルスタンダードっぽいですが、どちらにも同じ価値観「子どもを親から引き離す」がみられます。
まさに、単独親権制度の家制度の影響でしょう。
ついでに、 裁判所での話し合いは月に1回の頻度です。司法界隈では、子どもはずっと成長しないのかもしれない。
裁判所の七不思議。
七つ以上あるけどな。
▶共同親権とは?【日本再生の希望】現状の問題点やメリットデメリット
子の連れ去り3点セット審判での面会交流は?
我が家の離婚調停中の面会交流は、調停前の係争における「 子の連れ去り3点セット審判 」での面会交流内容を軸にしています。離婚調停をしている時点で、裁判所にて2年半以上の時間をすでに費やし済。
【子の連れ去り3点セット審判】
・審判前の保全処分
・子の引き渡しの審判
・子の監護者指定の審判
※申立人=母
申し立てから審判が始まるまでの期間、私と愛息子のタロジロたちは面会交流をしていました。両親共に代理人を立てていたので、弁護士さんが面会交流の調整してくれています。しかし審判にて面会交流の確たる取り決めはしていません。

▶【まとめ】子の連れ去り3点セット審判の流れ/申立ててどうだった?
離婚調停中の面会交流調整が不能に

我が家では離婚調停中も、審判での約束を軸にして面会交流をしていましたが、だんだん面会交流の調整がうまくいかなくなっていきます。私たち両親の調整手段はLINEでの直接やり取り。うまくいかなくなってきた理由は次のふたつです。
- 私は代理人を解任している
- マダ夫は代理人に調整を依頼していない
父母をとりもつ第三者がいなくなったから。
▶離婚調停を弁護士解任で挑む/面会交流を軸にする無茶振りへ!?

弁護士を挟んだやり取りでもちょくちょく揉めていたので、直接ともなるととんでもないことになってゆきます。LINEにすべて記録されているのになぜか話がかみ合いません。だからこそ、離婚騒動になっているともいう。
コミュニケーション能力!
離婚調停中の面会交流での子どもたちのようす

両親がまともに会話できないと、迷惑をこうむるのは子どもたちです。私とタロジロで面会交流を「もっとよりよく」しようとすると、両親での調整はますますうまくいかなくなります。
ないモノねだりなだまだしも、あったもの維持なので、子どもたちからすると、もはやパニックです。

面会交流で溢れる子どもの気持ち
私たち親子は2019年時点では、宿泊付き面会交流もしています。しかし、不思議な条件の付くケースが多々あり、10歳タロウは面会交流の終了際に、しばしば泣くことがあります。理由は単純です。
- もっと母親と一緒にいたい
- 父親に気持ちがうまく伝わらない

タロウはただ、両親から愛されたいだけ。
とはいえ、父親には父親の考えがある。
粘り強く交渉を続ける子どもたち
タロジロは2年以上に渡ってタイミングを見計らいつつ、自分たちの主張を父親に伝え続けているようです。グダグダの家庭環境にめげず、粘り強く交渉する子どもたちに、私は胸が詰まりながらも勇気をもらっています。
【2023年・追記】
離婚した2.3カ月後の2021年4月頃から、我が家の面会交流は不履行になりました。この時期の親子分断の最長期間は5ヵ月くらいです。
だけど私たち親子は「密会交流」をつくりだし、ほそぼそながらも親子の時間をつむいでいます。
子の連れ去りから6年目になりますが、親子が接点を持つ時間はとても重要だと、私は痛感しています。たとえ、1分であってもです。
会えるのが最良ですが、会えないのであれば会えないなりに、親ができることはいくらでもあります。

離婚調停中の面会交流で泣き黙す子ども

離婚調停中のある日の面会交流中、タロウと父親が電話するシーンがありました。タロウが用事を伝えたくて父親に連絡した背景です。にも関わらず、タロウが発した言葉は2語のみの繰り返し。

会話を聞いていたジロウが、電話の途中で苦笑ってツッコみます。

電話を終えたタロウにジロウが再ツッコミするも、タロウは無表情です。数十秒後にみるみると目が赤くなり、涙がポロポロこぼれ落ちます。

ジロウも顔色が変わり、話をそらして沈黙へ。

肉と一緒に、母の無力も食べて!!
離婚調停中の親がすることできること

離婚調停中の親がすることは、子どもの居場所であり続けることな気がします。親は心に余裕のない状態になりますが、 子どもの気持ちを否定し続けるのは狂気の沙汰です。

子どもと別居する親はできることが限られてしまいます。だけど、一瞬でも会えるなら、全力で子どもを受け入れてあげましょう。自分にしかできない子育てを考えればいいと思います。
タロジロへ
これまでのところお母ちゃんは無力です。やることなすことエラーばかりでうまくいきません。
一方で会話を重ねるたびにタロウは強くなっています。ジロウの天真爛漫さにお母ちゃんは救われています。
無力なお母ちゃんにできるのはタロジロを抱きしめることだけ。なのにタロウもジロウもたくましく育ってくれててありがとう!
きっと大丈夫。
あなたもがんばって。