リメンバーミーはメキシコのお盆(?)を背景にした、家族愛がテーマのピクサー映画です。
とにかくハートフルな物語で、夢をもつ大切さと家族のかけがえのなさの気付きに心揺さぶられます。
私とタロウとジロウは、2017年にマレーシアの映画館で鑑賞。
子の連れ去りに関連する国賠訴訟か新型コロナウイルスについて執筆しようと思っていましたが・・・
今回は、のんきにマレーシア珍道中後半の回想録でございます。
リメンバーミーの原題は「COCO」
リメンバーミーの原題は「COCO(ココ)」で、主人公ミゲルのひいおばあちゃんの名前です。
認知症だかなんだかで、記憶の曖昧なひいおばあちゃんは、物語の超キーパーソン!
ただ車椅子に座っているだけのわき役ではありません。
これから観る人は、さりげなく登場するママ・ココに注目です。
ところで。
マレーシアは映画の公開がとにかく早くて、世界レベルの話題作なら本国での公開後すぐに配給が始まります。
リメンバーミーは4ヶ月くらいでしたが、日本より早く現地で公開されました。
タロウとジロウは邦題を知らなかったので、「ココココ」と鶏のように連呼して、久しぶりの映画にワクワクどきどき。
映画を観るだけでも、異文化を楽しめるな~っとしみじみした記憶もあります。
日本ではまだCOCOが公開されていないこと、タイトルが違うことなどなど、鑑賞直前のタロウとジロウの疑問は尽きません。
マレーシアでの映画に言語の壁はない?
リメンバーミーは英語での公開で、字幕にマレー語がついていました。
マレーシアはマレー語が国語ですが、英語が公用語なので、マレーシア人の多くは最低でもバイリンガルで、トリリンガルもざらにいる多言語国家です。
中国語を操る人もたくさんいるので、英語と中国語の話者人口的に、国際社会に臆することなく立ち向かえそうです(※知らんけど)。
なんか話ズレてる・・・
マレーシアでは英語を聞き取れれば映画を楽しめます!
アニメとか子どもが観るような作品であれば、言い回しが優しいし話を理解しやすいので、英語初心者でもいけるかな。
ドラえもんとかクレヨンしんちゃん、コナンとかの日本の人気アニメは、日本語で上映しています。
あ、アニメ以外の邦画もカナ・・・??
なんせ、日本語だったら違和感なく映画鑑賞できるのは間違いなし。
さらに、日本語の作品は現地の字幕がつているので、言語学習に超おすすめです。
英語、マレー語、中国語の字幕が全部ついている映画もあるので、スクリーンの半分近くまで文字が埋まる珍事も楽しめます。
あ。
映画館に限らずですが、施設内はエアコンで北極なみに寒いので上着は必須です。
リメンバーミーで家族との乖離に涙
リメンバーミーは、主人公のミゲルが家族に反対される夢にあきらめず挑戦し、ほんとうに大切なモノに気づくハッピーエンドストーリーです。
その大切なモノとは「家族」。
夢と家族の狭間で思い悩むミゲルに、子どもと親の気持ちが交互に押し寄せてきて、メンヘラ状態になる私。
若干古臭い時代設定(戦後あたり?)で、初老の私ですら首をかしげるシーンが多々あったから、タロウとジロウの心に刺さったかは微妙ですが。。。
邦題にあるように「忘れんといてや」がほんとーーーーにしっくりくる映画で、結末が予想できはじめるとともに涙が溢れてくる私。
タロウとジロウと家を出た瞬間から、私の判断は正しいのか、子どものためになっているのか、常に自問自答し続けている毎日です。
タロウとジロウが抱く家族像は私の行動によって左右される。。
いいの?いいの?いいの?
子どもたちの心に残したい家族像と乖離していく現実に、押しつぶされそうになります。
あきらめたマダ夫との対話に、性懲りもなくまた挑戦しようかと考えるきっかけになったマレーシアでの映画鑑賞。
帰国後は、COCOがリメンバーミーとして公開される番宣が、日本でバンバン溢れている時期です。
えもいわれぬ想いを抱く私に、面会交流で会うタロウとジロウは「マレーシアで観た映画もうじきやるで!お母ちゃん!!COCO日本語で観に行こ!」と嬉しそうに笑顔を見せるのでした。
タロウとジロウへ
大人料金300~400円程度で映画観れるなんてうれしすぎるよな~。
ジロウの身長制限チェックは、さすがにマレーシアやったね。
無料になったけど、リミット線よりジロウが明らかに大きくて三人でウケたな~。
後ろの席からポップコーン降ってきたんもウケたけど!
タロウはアナ雪の同時上映に焦ったん覚えてる?
お母ちゃんも間違えたんか思って戸惑った。
今でも、またマレーシアで映画観たいって言ってくれてありがとう!
リメンバーミー(吹き替え版) |
きっと大丈夫。
あなたも頑張って。