離婚調停で「面会交流月4日」の母が拡充を依頼するとどうなる?

離婚調停で面会交流の拡充を主張するとどうなるのでしょうか?「月4回の面会交流」をしている私の第一回期日の記録です。

調停は裁判所でのただの話合い。
そないたいしたもんではない。

【母のあらすじ】
※ふたりの愛息子=タロウとジロウ
 2017年
  子の連れ去り「3点セット」申立て
 2018年
  即時抗告※お父ちゃん監護者へ
 2019年
  離婚調停申立て←今ココ

平日に大人が6人集まって4時間かけて協議した結果やいかに?

離婚における面会交流とは?

離婚などで別居する親子の交流システムを「面会交流」といいます。子どもの健全な成長にとって大切な時間です。

離婚によって夫婦は他人になっても、子どもにとっては父母はともにかけがえのない存在です。面会交流は、そんな子どものために行うものです。子どもは、面会交流を通じて、どちらの親からも愛されている、大切にされていると感じることで、安心感や自身を持つことができ、それが、子どもが生きていくうえでの大きな力となります。

子どもの健やかな成長のために~離婚後の「養育費の支払」と「面会交流」の実現に向けて~|法務省
うんうん。まさに!

さて。実際の運用はどうなっているのでしょうか。

離婚にまつわる面会交流の基準

離婚調停などで裁判所職員が基準にする面会交流の頻度はこんな感じです(※2020年時点)。

月に1回、1回2-3時間

法務省は月に1回、1回2-3時間の親子の交流が、「生きていくうえでの大きな力」を子どもが育むに十分と考えている?なにぶん裁判所や弁護士が提示する基準は月に1回、1回2-3時間です。

親権者でも別居中ならこの回数が基準。

いろいろ謎。

離婚調停で面会交流を主張したらどうなった?

離婚調停で面会交流を主張したら面白いことになりました。私は「面会交流」を条件に協議しています。私と愛息子タロジロたちの2019年時点での面会交流は「月4回、1回約5時間」です。

約20時間。
月に1日弱。
タロジロからクレーム。

我が家の離婚調停では調査官も同席しています。面会交流を軸にした申立書を提出したのが理由のようです。同席理由情報元は調査官。

調査官曰く「月4回は十分な面会交流」

離婚調停第一回期日の終盤。調停委員はマダ夫の弁護士に耳を疑うような伝達をしました。

調停委員

十分な面会交流内容を提示されているのですが、次回までに妥協点を探してきてください。

私の前で自然と口にしていた言葉だったので、おそらく調停委員にとっては「当たり前」の価値観なんだと思います。

私、超アウェー。

お母さんが我儘なんじゃない?

調停委員の話を聞く限り、どうやら「お母さんがおかしい」と思われているようでした。監護者の指定が父親に決まった後の調停というのも影響しているかもしれません。

我が強いのは認める。
でもおかしいのどっちやねん!
タロジロの目ぇみて言うてみぃ!

離婚調停で面会交流の協議をする理由

離婚調停で面会交流について協議しているのには理由があります。一方、親子で会えないケースでは、面会交流調停を申立てるのが一般的です。

そもそも離婚調停とは?

離婚調停とは「夫婦関係調整調停」という裁判所での話し合いです。調停委員が合意を図れるよう夫婦に働きかけてくれます。

調停手続では,離婚そのものだけでなく,離婚後の子どもの親権者を誰にするか,親権者とならない親と子との面会交流をどうするか,養育費,離婚に際しての財産分与や年金分割の割合,慰謝料についてどうするかといった財産に関する問題も一緒に話し合うことができます。

※参照:夫婦関係調整調停(離婚)|裁判所COURTS IN JAPAN
「面会交流をどうするか」って説明してるやん!!

ちなみに日本人の離婚方法の約90%が協議離婚。つまり裁判所を通して離婚するケースは稀!
※参照:平成 21 年度「離婚に関する統計」の概況|厚生労働省  

離婚調停するのになんで面会交流調停しないのか

面会交流調停しないわけは、繰り返しますが裁判所の基準が月に1回、1回2-3時間だからです。この頻回数をベースにした協議は無駄が多いし、そもそも私が求めるのは「回数」ではありません。

私が親として希望するのは「タロジロの自由な父母間の往来」

おかしな単独親権制にどっぷりはまっている日本では、 面会交流は機能していません。裁判所で親子の自然な交流を求めるのは至難の業です。

自然が不自然。

離婚調停では弁護士すらときに邪魔になる?

代理人の弁護士であっても、面会交流については調整が難航します。特に「子どもの気持ちを尊重する自由な往来」なんてとんでもない?交渉では明確な数値が必要になるからか、難しい顔をされます。

実際に相談すると「月4回も会えてんのに?」みたいな雰囲気に。この弁護士さんは審判の弁護士さんとは別の方です。一旦契約しましたがやっぱりじきに解任し、私は弁護士なしで離婚調停に臨んでいます。

お金かけて邪魔される意味とは?
もちろん親身になってくれる弁護士もいる。

離婚調停では自分の意思を貫く強さが大事!

離婚調停は繰り返しますがただの話合いです。弁護士いなくてもどーにかなります。調停委員や弁護士の意見に惑わされないよう、自分の意思を強くもちましょう。

おかしいと感じながら、偉い人が言うなら「そうかも」と刷り込まれる日本人は多い気がします。そもそもおかしくないと思っている人もいるやろな。

ちなみに調停委員は裁判所の任命が必要ですが、資格のない一般人が主だそうです。

離婚したら片親と会えなくて当たり前という思考は子どもにとって有益ではありません。子どもの幸せを願った新しい家族のあり方を、両親や家族で話し合えるのが理想です。

それができたら離婚せんかもな。
人間関係って難しい!

母はタロジロが幸せなら幸せです。
作戦考えまーす!




きっと大丈夫。
あなたもがんばって。

しなやかな心と鬼メンタルの種まき