配偶者に連れ去られた我が子に会いに行くと、なんやかんやと罪を着せられて逮捕される国があります。
・・・その国は日本です。
2020年1月15日、東京地裁にて、日本在住のオーストラリア人男性が、住居侵入罪で懲役6ヶ月、執行猶予3年の有罪判決を受けています。
共同親権の国出身の彼からすると、おそらくワンダーランドな出来事が繰り広げられている状況でしょう。
日本は先進国に例のない単独親権の国で、かの北朝鮮と同じ。
婚姻中のみ共同親権で子どもを養育できるのが我が国の親権制度です。
有罪判決を受けた男性は、2019年5月に妻が子どもを連れて出ていって以来、一度も子どもに会っておらず、我が子と会うために妻の実家へ足を運んだそうです。
妻らが暮らすマンションの共用スペースに、オートロックのドアをすり抜けて侵入した罪で逮捕されています。
オーストラリア人男性は、不法侵入に関しては謝罪していますが、子どもの無事を確かめたかっただけであると主張。
男性は、妻が子どもたちを誘拐し、男性に会わせないようにしていると非難する一方で、妻は男性による暴力を訴えています。
男性は暴力を否定しており・・・真実は当事者のみぞ知る状況です。
オーストラリア人男性は、日本の共同親権制度導入を切望しながら、
「私は、声を上げられない誘拐された子どもたちに代わってここにいる。現代社会はこうあるべきではない。子どもには2人の親が必要だ」(※BBC News | JAPAN 1/16(木)12:45配信より)
と判決後に語ったそうです。
また、検察官の質問である、「法にのっとった離婚手続きをするか?」にイエスと答えないと、保釈されない状況だった記事もでています。
・・・法にのっとって子どもと会えるんやったら、こんな事件起きてへんやん。
保釈してあげるから、子どものことはあきらめてね、、って脅迫しているようなもんやし!!
民事やけど、カルロス・ゴーンの主張が理解できてしまう。。
オーストラリア人男性は、裁判所にも警察にも妻の家族にも、 子どもの無事を知らせてほしいと、何度もお願いしていたのに回答を得られなかったそうです。
時の背景は2019年10月、関東地方に上陸した大型台風による大被害が出た直後。
事実なら、そら心配やろ。
子どもとたまに会えている私だって、災害が起こるたびにタロウとジロウの安否を心配し、眠れなくなります。
妻の主張どおり暴力があった可能性も否めませんが、男性の子どもへの安否確認に対して、一言「無事」である旨を告げていれば問題は起きていません。
暴力行為をしたとされる人物からの連絡を放置すれば、妻や子どもへの被害が懸念されるのに、どうして警察も裁判所もなにかしらの回答をしなかったのでしょうか。。
矛盾してやいないかい??
そもそも、お父さんに会えないまま長時間生活している子どもの気持ちはどうなっているんだろうか・・・。
子どもはお父さんもお母さんも大好きです。
虐待されている子どもだって、親に愛されたいと心のどこかで願っていると思います。
親が子どもに会いたいと願う気持ちは、子どもに興味を抱かない親よりずっとずっと親らしい感情で、尊重こそされ、否定されるものではありません。
婚姻していない状況では単独親権となる日本において、唯一親子関係を紡げる面会交流権はお飾りの権利となっており、監護親でない親と子の親子らしい関係は軽視されます。
そこに、子どもの人権は一切考慮されず、たとえ、子どもが勇気を振り絞って声をあげたとしても、なかったものとして評価されます。
同居親の感情一つで一組の親子の人生を左右し、裁判所も弁護士も当然のように、それを別居親だけでなく幼い子どもにまで押し付けます。
「 声を上げられない誘拐された子どもたちに代わってここにいる 」とのオーストラリア人男性の言葉に共感する子どもは、きっと日本中にたくさんいるでしょう。
タロウとジロウという子どもも、そのうちの二人です。
子どもを心配して会いに行き、逮捕されたお父さんを、あなたはどう思いますか?
ジロウ~
「お母ちゃんとタロウと3人で暮らしたい」て2年以上言い続けてるね。
お父ちゃんも仲間に入れてあげようよって言っても、「嫌や」というジロウをお母ちゃんは心配してます。
「お父ちゃんが家出ていったらいいねん」と断言するジロウの心の中はどうなっているんやろか・・。
お母ちゃんは親として申し訳ない気持ちでいっぱいです。
タロウ~
最近、タロウはよく泣くね。
地平線のような感情をもつタロウが泣く姿は、きっと誰も想像しないはず。
ちょっと心配するけど、お母ちゃんの前では、安心して泣けてきちゃうんやってわかってるから。
悲しかったら泣いて、腹がたったら怒って、楽しかったら笑おう。
お母ちゃんは近頃、うれしくても泣くけどなw
タロウとジロウが元気なだけで涙がこぼれそうになります。
きっと大丈夫。
あなたも頑張って。