子の連れ去られ親が児相に通報相談/職員の対応や子の保護は?

子の連れ去りの相談を児童相談所(=児相)にしてみると、どうなるのでしょうか?

凄惨な児童虐待が起きるとニュースではしばしば取り上げられる「児相」。児相の存在は知っているけれど、実際はどんな場所なのか気になります。

子の連れ去りや親子分断は子どもへの虐待。

「子の連れ去り」や「親子分断」に対する児相の対応一例をご紹介します。管轄は兵庫県です。

児相の職員は忙しくて専門性もまちまち?

児相の職員はとにかく忙しいらしいです。子どもを虐待から救えない報道が後を絶たない理由のひとつかもしれません。児相の概要をかいつまんでみていきましょう。

児相は「こども家庭センター」

児相は「こども家庭センター」ともいいます。子ども家庭センターの目的は子育て世帯の包括的な支援のようです。2024年4月に全国の市区町村へ設置する予定で国が動いています。

児相では18歳未満の子どもに関して、専門的な知識や技術を必要とする、さまざまな問題についての相談に応じています。

相談対象者は、子ども本人、家族、親戚の人、学校・保育所の先生など、人を問いません。

※参照:こども家庭センター(児童相談所)|兵庫県

児相には児童福祉司がいる

児相には専門知識のある児童福祉司が配置されているようです。また、職員を指導や教育できる児童福祉司はスーパーバイザーと呼ばれますが、スーパーバイザーのいない自治体もあります(2022年時点)。

兵庫県は26名

5名以下は、佐賀県、徳島県、島根県、鳥取県、奈良県、山梨県、石川県、富山県、山形県、岩手県、秋田県

50名以上は、埼玉県、東京都、大阪府

※参照:児童相談所関連データ/厚労省

児相のない自治体もある

2024年の全国設置を目指しているだけに、児相のない自治体もあります。2022年時点の各種数はこんな感じ。

  • 設置自治体/77自治体
  • 児童相談所数/228ヶ所
  • 児童福祉司数/5,430人

※参照:児童相談所関連データ/厚労省

児相への虐待相談の件数や対応状況

児相への虐待相談は年々急増しています。

  • 2021年相談対応件数/207,659件
  • 2011年相談対応件数/59,919件

2021年の相談件数は10年前の約3.5倍です。近年の特長としては、「心理的義虐待」の割合が多く、「警察」からの相談が約半数を占める傾向があります。

※参照:令和3年度 児童相談所での児童虐待相談対応件数(速報値)

児相に親子分断を相談してみた

愛息子タロジロたちが母親に会えない状況を、児相に相談してみました。子の連れ去りによる親子分断を「子どもへの虐待」と認識してくれるのでしょうか。

結果、理解が追い付かない様子でした。児相の担当者は「状況を悪化させるかもしれない」と認めつつ、なぜか担当者の提案を是が否でも実行しようとします。

「マニュアルだから」やって。

「児童相談所は地獄」は本当か? 保護された子どもに待ち受ける、次なる試練|BuzzFeed Japan

児相担当者の実際の対応

私の相談への児相の一連の対応です。離婚トラブルで母子が別居中で、私に親権がある旨も伝えています。

子どもが親に会えない状況になっている。児相ができる対応策は?
職員A
検討します。しばらくお待ちください
≪検討後≫ 
担当者
虐待とは認められません。ほか(弁護士)を当たってください。
 ≪二日後≫
担当者
お子さんのいるお宅へ家庭訪問します。

児相への相談で母が気になった点

  • 虐待ではない/対応できないの理由を説明できない
  • 二日後、新たな聞き取りなく対応が変わる
  • 対応を変えた理由を説明できない
  • 家庭訪問するといってきかない
  • 子どもの意見を聞く相談はしない

当初は女性職員が話を聞いてくれましたが、途中で「担当者」へと変わりました。そしてその担当者に対応を断られたので、理由を尋ねると担当者は答えを濁そうとします。

話が進まないので、予想される理由を私が述べると「その通りです」と担当者は認めます。認めた理由により担当者の発言に矛盾が生じたからか「担当者に相談します」と一旦会話が終わります。

その二日後、対応が一変したので検討にお礼を伝えて、私は理由を尋ねます。家庭訪問への懸念点を担当者とすり合わせたかったからです。すると担当者は理由を説明できない上に「児相の提案通りにやらせろ」の一点張り。

子どもを心配して相談すると、児相の介入により心配がより膨らむ不思議へ。

てか担当者ってなんなん?

児相が相談への対応を途中で変えた背景

児相が当初の対応不可から家庭訪問まで変化したのは、私に家族や親権に関する知識がある程度あったからだと思います。その知識を背景にして、担当者の言葉へひとつひとつ質問を繰り返しました。

おそらく担当者は単独親権に歪められた家族観を、当たり前としてとらえていたようです。なので会話のふしぶしで子どもをないがしろにする発言が飛び出します。

もちろん別居親の私は親として扱われず、なんか気の狂ったお母さんくらいかな?もう慣れた。

児相への相談でさらに追い詰められるかもしれない?

児相への相談で不安がよぎりました。虐待している親が「やばい!」と助けを求めて電話したらどうなるんだろうと。担当者によっては親子にとどめを刺しかねない気がします。

というのも児相の担当者の対応が、明らかにずさんに思えたからです。担当者は小学校の教諭免許がある男性でした。

私との会話の相槌が「はい」ではなく「はぁ」やった。

児相に相談した母は担当者の提案をどうした?

児相職員とお話した結果、私は丁重に児相の介入をお断りしました。理由を一言でまとめるならこれかな。

信用できないから

担当職員の二転三転する話に大きな不安を抱きました。終始馬鹿にしたように「はぁ」と相槌する口調も、なんだか任せられる気がしません。

児相が家庭訪問したとて、子どもをおざなりにする対応になると、家庭内での親子関係の悪化が加速するかもしれません。児相の介入によって、子どもは別居親との関係を断絶させられるリスクもあります。

思春期などの不安定な時期には自殺なども充分考えられる。

母親ではなく非監護者として、児相職員から扱われた印象。

児相への不安が高まって余計なことを伝える母

児相の家庭訪問を断って話を終えるとき、私は余計な一言を職員さんに伝えます。

本日のような対応をしていると、虐待で命の危機にある日本中の子どもたちをあなたが殺しますよ。

担当職員さんの相槌がいつのまにか「はぁ」から「はい」に変わっていました。おそらく、意味のないクレームみたいな主張を、児相に連絡してくる大人も多い気がします。だから、職員さんの対応が雑になる。

児相も子の連れ去り問題への意識は低い

児相は子の連れ去り問題を知らないようでした。子の幸せを優先できる親が親権をもたないと、今の日本では子どもを助ける術はほとんどないです(2020年時点)。

現行の単独親権制度では虐待やDVの加害者も親権者となれます。なんせ子どもを連れてった親がほぼ親権者になれる社会です。どれほどの日本人がこの問題に気付ているのかな。
 
気付いているあなたは、どんな未来を子どもたちに残したいですか?

▶子どもの連れ去りはガラパゴス日本の象徴/生き抜くために大切な1つのこと
▶子育て失敗3パターンと自己肯定感だけでは無理な理由/ヒント:親権制

タロジロへ

自分の意思を伝え続けるのはしんどいね。相手との乖離が大きいとたまに気が狂いそうになる。

だけどタロジロはお父ちゃんに、自分たちの気持ちを伝え続けてほしいです。もちろんお母ちゃんにも。

親との関係性は心の奥底に一生ついて回るみたい。 親子関係の育みは人生の支えになるんや。お母ちゃんはタロジロを支えたいといつも思ってる。

しつこいけどタロジロがどんな決断をしても、お母ちゃんは2人のことを大好きなままです。

安心して行動してな。




きっと大丈夫。 
あなたもがんばって。


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