悲しみや苦しみ、怒りなどの感情が湧きだしたとき、あなたはどうやってその困難な状況を乗り越えますか?
困難の回避や解消の方法とDVやモラハラには密接な関係があります(母ペディア)。
本日はそんな小話を。
DVやモラハラに限らず、日常生活において困難にぶちあたり、乗り越えようとするとき、、
散歩したりおいしいもん食べたり愚痴ったり。
暴力をふるったり怒鳴ったりリストカットしたり。
などなどのさまざまなレスキューツールを、人は意識・無意識に利用します。
レスキューツールは、 行動・道具・人間関係など、人によって異なりますが、そのどれもが自分を守ってくれる大切な手段。
でも・・・
レスキューのために散歩や食べ物で気分転換するのはいいけど、暴力や暴言になると状況は悪化しかねません。
本人にとっては、ツールが違うだけで求める結果は同じにもかかわらず、レスキューツールによってはちょっとやばい雰囲気が。。。
せっかくなので、あなたも自分のレスキューツールをあげてみましょう。
困ったときに何に助けを求めようとしているのかを具体的に書き出してみてくださいね。
・・・いくつかあげられました??
たとえば今の私。
・知らない場所へ行く
・知らない人から話を聴く
・家族や友人と会話する
・本を読む
・タロウとジロウと会う
・「母・遠隔育児中」の記事をアップする
・ひきこもる
環境を変えたり人に会ったりして、インプットとアウトプットで気持ちを整理しようとしているようです。
たぶん、私的に上向き系のレスキューツールへと、ココ3~4ヶ月くらいで変化しています。
どうにもならんときは、必殺ひきこもり!!
で。
レスキューツールがわかれば、自分の依存状態を客観的に把握できます。
悲しい気持ちをおいしい食事で解消する人は、おいしい食事に依存しています。苦しい気持ちを暴力で解消する人は、暴力に依存しています。
おいしい食事を食べ過ぎて激太りしたら心地よさそうではありませんが、食べ物がおいしくて幸せな気持ちになったなら心地よさそうです。
暴力は・・・
苦しさが増すばかりなので、きっと心地よくない気がします。
自分の「依存対象=レスキューツール」が心地良いかどうかをチェックすれば、困難に陥ったときのよい対処法がみえてきます。
心地よいと感じるツールを利用できれば、ほんとうの意味でレスキュー成功です。
DVやモラハラの加害者は、レスキューツールが心地よくない傾向が大きいのかもしれません。
困難な状況に陥ったとき、大切な人への暴言や暴力に依存しているのが加害者です。誰かを攻撃しているように見えて、実は自分を必死で守ろうとしているのがDVやモラハラ。
うん。加害者さんも被害者さんです。だって、悲しくて苦しい状況に陥ってる背景は同じ。
よからぬ依存が問題の根源です。
レスキューツールが心地よいものになれば、DVやモラハラをやっつけられるかも??
ところで、爪噛みや貧乏ゆすりなどの「癖」は代表的なレスキューツール。
子育てにおいて、癖がみっともないからといってやめさせようとすれば、別のところに弊害がでてきます。
夜泣きとか。
暴れるとか。
子どもの癖を治したいな~と思うのであれば、癖がではじめたときにレスキューツールを一緒に探してあげるのがおすすめです。
本を読むとか。
お散歩にでかけるとか。
子どもにとって心地よいと思えるツールを探してあげると、レスキューツールが変化していきます。大人も同じです。
命に関わったり、誰かを傷つけるような癖でなければ、そっとしといてあげるのがいいような気はしますけど。
子どもなりに自己防衛方法を自ら発案している行動がすでに素晴らしい。
最後にレスキューツールのポイントをあげます。
ポイント1:心地よくないツールもレスキューしている
ちょっとどうなん!?というレスキューツールも、本人からすれば身を守るための武器です。
よくないからと排除するとどこかにヒズミが生じます。
なくなるとレスキューできなくなるので代替品を用意しましょう。
ポイント2:困難を乗り越えるためのよい体験を積む
より心地よいツールを知っていれば、わざわざ心地よくないツールで自分を守ろうとはしません。
お湯出るのがわかってて、真冬に水のシャワー浴びないでしょ?
本人が気持ちよく感じるツールを探すために、さまざまな体験を積み、よい依存方法を身体感覚で見つけだすのが大切です。
タロウ~ジロウ~。
自分にとって心地よくないレスキューツールを使ってる大人はきっとたくさんいます。
「あなたのためやで~」とにっこり笑って、価値観を押し付けてくる大人には注意してね。
タロウとジロウがおかしいと感じていることはきっとおかしい。自分たちの感覚に自信もて!
タロウとジロウにはお母ちゃんがレスキューツールいっぱいあげるから。
困難にぶちあたりまくっても問題ないよ。すべての体験を糧にして逞しく成長してください。
きっと大丈夫。
あなたも頑張って。