- 自己肯定感をあげてくれる人ってどんな人?
- マネできる方法ってあるのかな?
- どんな人のマネすればええんやろ
こんな疑問を解消できる記事です。
私は「子の連れ去り」という親権制度に起因する社会問題の当事者です。ふたりの息子たちとの時間は、近所のオバちゃん以下ですが親子関係はすこぶる良好。人や社会の本質的な「育ち」に興味が強く、学びと実践をくり返して6年目になります。
愛する力は生きる力の土台!
いつからでも育める力!!
自己肯定感を上げてくれる人といれば、あなたの自己肯定感もきっと上がりますよ!
自己肯定感を上げてくれる人とは?
自己肯定感を上げてくれる人とは 「幸せを見つけるのがうまくてよろこびを感じられる」人です。一言で表すとこんな感じ。
ポジティブシンキングできる人
ポジティブになることがポジティブシンキングではないので注意してくださいね。
心理学の世界では「ポジティブ心理学」という分野があり、自己肯定感や幸福感に焦点をあてた研究がなされています。つまり、ポジティブと自己肯定感は関係深いといえるでしょう。
ポジティブ心理学が気になる方は、提唱者(1996年)のセリグマン博士のお話しをどうぞ。
セグリマン博士曰く、ポジティブシンキングには次の5つの柱があるそうです。
- positive emotion:ポジティブな感情
- engagement:没頭する状態(フロー状態)
- positive relationship:豊かな人間関係
- meaning:人生の意味探し(アイデンティティの確立)
- achievement:達成感(成功体験)
繰り返しですが、自己肯定感を上げてくれる人は、幸せになれる思考の癖をつけてくれる人といえそうです。
自己肯定感を上げてくれる人の特徴3選
自己肯定感を上げてくれる人の特徴を3つ厳選してご紹介します。3つとも努力すれば誰でも身につくスキルです。
- リフレーミングがうまい
- レジリエンスが高い
- アサーションできる
特徴①リフレーミングがうまい
リフレーミングとは「意味づけの見直し」をする方法です。リフレーミング力があると、ひとつの出来事に対して多角的な視点をもてます。結果、困難に陥っても乗り越える力を育めるので、自己肯定感も高まります。
リフレーミング力を上げるにはたくさんの方法ありますが、極論、前向きになれる考え方であればなんでもOKです。今回は誰でもすぐ使える3つを紹介しますね。
- 数値で考える
- 証拠を考える
- 最悪を考える
リフレーミング方法1:数値で考える
つい比較して落ち込むのであれば、数値で考えてみましょう。感覚的な判断で、意味なく心配しているケースがあるからです。
仕事でのミスが多いなら確率を計算したり、そもそもの母数を確認したりしてみます。自分が悩むことはたいがいほかの誰かも悩んでいるので、ググれば意外と簡単にデータを見つけられますよ。
数値による判断は冷静に考えるきっかけとなるのでおすすめです。
リフレーミング方法2:証拠を考える
ある出来事で悩むのであれば、証拠があるのか考えます。実はよくわからないのに大げさに捉えてしまっているだけの場合があるからです。
たとえば、挨拶が返ってこなくて「嫌われている」と思い悩む場合、嫌われている証拠が何なのかを考えます。相手は考えごとをしていたり落ち込んでいたりして、「聞こえなかった」だけかもしれません。
理由が不確かなのに決めつけてしまうのは、自分で自分の首を絞めているようなものです。決めつけずに証拠から考えるようにすれば、心配事がかなり減りますよ。
リフレーミング方法3:最悪を考える
悪いことが起きたとき「最悪の状況よりマシかも?」と考えてみます。
人生において困難にでくわしたとき、多くのケースで実は最悪の状況ではありません。そもそも日本に生まれて日本で生活できるだけで、私たちはかなりラッキー。
私は息子たちと自由に会えずに5年目ですが、いまだに気が狂いそうになる未熟者です。そんな情けないときの助けとなるのが「最悪を考える」リフレーミング力。
たとえばこんな風に現実を捉えたいとします。
リフレーミングのための最悪の状況はコチラ。
できうる限りで最悪を思い描くと、「今ある」大切なことに気づけます。妄想力は自己肯定感に大事!
特徴②レジリエンスが高い
自己肯定感を上げてくれる人はレジリエンス力も高いです。レジリエンスとは人生の逆境で感じるストレスに適応する力。
レジリエンスを高める方法もみていきましょう。アメリカ心理学会の「レジリエンスを築く10の方法」から3つ抜粋します。
- Embrace healthy thoughts:柔軟な考えを受け入れる
- Seeking help!:助けを求める
- Foster wellness!:ウェルネスを育む
▶敵意帰属バイアスで夫婦仲崩壊?原因や改善策を知ってストレスを減らそう
レジリエンスの鍛え方1:Embrace healthy thoughts:柔軟な考えを受け入れる
簡単に説明すると「リフレーミング力」です。リフレーミングできるのはレジリエンスがある証拠。詳細は上述した「 特徴①リフレーミングが うまい」をもう一度どうぞ。
レジリエンスの鍛え方2:Seeking help!:助けを求める
助けを求めてサポートを受けるのは、レジリエンス力アップにはとても重要です。人はひとりでは生きていけません。
家族や友人、専門家のサポートをうけて、自分が安心できる環境を整えます。自己肯定感を上げてくれる人とお話をするだけでも、気持ちが楽になりますよ。
助けてもらうことは恥ずかしいことでも情けないことでもありません。「自立」を象徴する行為です。
レジリエンスの鍛え方3:Foster wellness!:ウェルネスを育む
「身体的」「精神的」「社会的」な健康を育むとレジリエンス力は上がります。ウェルネスとはこれらの3つが健康的な状態です。
まずは十分な睡眠とバランスのよい食事からはじめてみましょう。適度な運動も大切ですが、できること、好きなことから始めるのがおすすめ。
近年「ウェルビーイング」が注目されています。もしかしたら耳にしたことがあるかもしれませんね。
特徴③アサーションできる
自己肯定感を上げてくれる人は、自然とアサーションできる特徴もあります。アサーションとは自分も相手も大切にする自己表現です。
自分を大切にできるからこそ相手のことも大切にできるので、アサーションできるのはまさに自己肯定感がある状態。
「アサーティブコミュニケーション」ができるようになると、自己肯定感は爆上がりします。
アサーティブコミュニケーションは、私からするともはや義務教育レベルです。今回の記事では、個人で練習しやすいアサーションの手法を3つご紹介しますね。
- アイ( I )メッセージで柔らかい主張
- 壊れたレコードでしつこい人撃退
- 感謝とセットで断り上手に
アサーション手法1:アイ( I )メッセージで柔らかい主張
自分の意見を「私は~」という文体で伝えるのが、アイメッセージです。アイは英語の「 I 」。相手に言いたいことを主語を自分にして伝えると、言い回しがかなりマイルドになります。
誰かとトラブルがあって困っているとき、「私」を主語にするとこんな感じ。
一方で「あなた」を主語にするとこうなります。
主語をどっちにするかで印象が大きく異なります。
アイメッセージは自己表現の練習になるので、トラブル状況でないときも意識して使ってみてくださいね。
もはや「愛」メッセージかも。
アサーション手法2:壊れたレコードでしつこい人撃退
自己肯定感を下げてくるような相手に対して使える、とっても簡単な手法がコレ。「同じ言葉をくり返す」です。
無理難題や嫌なことをしつこく押し付けられそうなときに使えます。「すみません。私の力量では受けられません」などを、相手があきらめるまで繰り返します。
相手を思いやれないしつこさは自己肯定感の低さも考えられるので、自分の自己肯定感への影響を考えた距離感が大切です。
自分を守るために無の境地で繰り返し、そっと距離をとってゆく!?
アサーション手法3:感謝とセットで断り上手に
誰かにお願いされたときに角を立てずに断れる方法です。アサーティブになれると感謝の表現がうまくなります。
感謝は幸せの種で、幸せは自己肯定感の種です
例えば仕事を手伝ってほしいと頼まれたけど、自分も手一杯のときならこんな風に断ります。
さらに柔らかくするなら「ごめんなさい!」を提案や代案にしてみましょう。こんな感じ。
とにかく感謝の気持ちをまずは表現しましょう。
自己肯定感を上げてくれる人をマネて「幸せ上手」になろう
自己肯定感を上げてくれる人は、息するようにポジティブシンキングなので、ぜひマネしてみましょう。自己肯定感を下げるのは、多くのケースで「考え方の癖」です。癖は癖によってなおせます。
まずは「こんな自分になりたいな」を想像してみてください。そして理想の自分に近い誰かを観察しましょう。どんな言葉を使っているか、どんな考え方をしているか、会話をしながら学ぶのがおすすめです。
人は環境で創られてゆきます。
環境とは人間関係です。
なにはともあれ、自己肯定感を上げてくれる人と仲良くして、幸せ上手になっちゃいましょう!
おしまい。
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